利尻富士に登りました

登美の会の会山行で利尻富士に登りました。他の会の方にも声をかけて、総勢6人で登りました。折角北海道に行くので、利尻富士登山に加えて、礼文島と宗谷岬にも寄りました。以下、山行報告です。


(行き先)
 利尻島(利尻山1719m)・礼文島
(山行日) 2018年07月21日(土)~24日(火)(天 候) 晴れ時々曇り
(参加者) CLカッちゃん SLマー君 山いちごKさん 山いちごFさん 山ぼうしOさん  記録 中ちゃん (6名)

(利尻山  行動経過)  7/22(日)

北麓野営場(登山口)210m 5:156:04四合目410m(野鳥の森) 朝食6:226:59五合目610m(雷鳥の道標) 7:057:30六合目760m(第一見晴台)7:358:00七合目895m(胸突き八丁)8:05 8:40第二見晴台1120m 8:489:04八合目1218m(長官山)9:109:25避難小屋1234m 9:2510:02九合目1410m(ここから正念場)10:1010:43沓形分岐 1590m 10:5011:12 利尻山北峰1719m 11:25 11:40昼食12:1012:21沓形分岐 12:2112:51九合目13:0513:31避難小屋13:3613:50長官山14:06第二見晴台14:38七合目14:4715:13六合目15:2515:46五合目16:20四合目16:2517:00甘露泉水(日本名水百選)17:10登山口

(報告)

721日(土) 出発~利尻島

猛暑の中、羽田空港に重いザックを背負い楽しみを抱え集合。さあ行くぞ~
ところが10:25発の稚内行は天候調査中の為に待機、いつまで経っても天候調査中は変わらず、段々と不安が増しその不安は絶望になんと欠航の表示だ。
だがCLがすぐに変更受付に行き、一日2便しかない午後の便13:05発を予約、その素早い行動と判断で午後の便に僅かしかなかった空席を予約することが出来た。
出発が遅れたので宗谷岬の観光はやめてフェリーで利尻島へ。宿の温泉につかり海の幸を頂き早めに就寝。

722日(日) 利尻山登山

利尻山登山ルール(環境保護の為)
・携帯トイレ使用のこと  ・ストックは先端部分にキャップ

風弱く晴れで気温15℃快適で空気が違う。5時過ぎ高くそびえる針葉樹の中をSLのゆっくりした歩みで利尻山を目指しスタート。山頂まで道標があって歩きやすい。
四合目で朝食、六合目の「第一見晴台」に出ると視界が開け、明日行く礼文島が眺められ最高の展望。
七合目からは「胸突き八丁」、針葉樹も少なくなり開けた尾根道の急登が続いて苦しいが、足元には可愛らしい花が和ませてくれる。「第二見晴台」では北海道警察山岳遭難救助隊3名の隊員と出会い逞しい姿に惚れ惚れ。1000mを越した頃から雲が湧き上がって展望が遮られはじめ、八合目の「長官山」から眺める利尻山の眺望を楽しみにしていたが全く駄目だった。
九合目1410mの「ここから正念場」になると風が強くなり濃霧で寒い、この先から赤茶けた火山性のザレ場の急登が続き歩きにくかったが、岩稜帯の崩落している細い登山道を通過する頃から雲が切れ始め、素晴らしい展望が待っていた。沓形コース分岐から最後の急登を過ぎると360度の大展望の山頂に到着。感動、感動また感動!!
水平線が何となく丸く見え、雲海の向こうには礼文島や北海道、遠くにサハリンの島影? 山頂は風が強く、少し下った所で雪渓・お花畑・雲海を眺めながら昼食。
下山は登りと同じルートでひたすら足場の悪い下りだが、扇状の裾野が麓の先から海まで見渡せて気持ち良く歩けた。

利尻富士最後の登り
山頂近くのお花畑と雪渓 山頂での集合写真 港から見た利尻富士

723日(月) 礼文島

フェリーで礼文島へ。
前日の12時間歩行の疲れが残っているので、この日は礼文島の最南端にある桃岩展望台トレッキングコース7.1km/3時間40分を歩く。
北のカナリアパークがスタート地点。映画「北のカナリアたち」のロケ現場として使用された、利尻島の美しく眺められる場所から歩き始める。
このコースは良く整備されていて丘陵の尾根歩きで傾斜もゆるく歩きやすい。
桃岩249.5m (桃の形をした巨岩)や利尻山を眺めながら昼食。空高い青空と雲、紺碧の海、海鳥、断崖とお花畑、草原を揺らす風に癒され楽しさを満喫、宿に到着後、近くの温泉で疲れを癒し美味しい食事と酒で爆睡。

映画「北のカナリアたち」ロケ地から見た利尻島レブンウスユキソウ ハマナス

724日(火) 宗谷岬~東京

ここまで来たら最北の地に是非行って見たい、そんな思いが叶い初日に行けなかった宗谷岬へ、稚内からタクシーで向かう途中の見所をドライバーが案内してくれる。
なだらかな緑の起伏がどこまでも続く宗谷丘陵は、宗谷黒牛の放牧と強い風を生かした巨大な白い風車(全57基)の風景は壮観。
宗谷岬の突端にある「日本最北端の地の碑」の前では日本の最北端を実感、ホタテの貝殻を敷き詰めた白い道から眺める海に感激。
18℃の最北端から猛暑のなかに戻るのは気が重い。
羽田空港からはバスで吉祥寺へ、打ち上げ後解散。
楽しく心に残る山行旅行、皆様お疲れ様でした。
計画して頂いたCLに感謝です。