両神山(八丁コース)山行報告
武蔵野山岳同好会 会長 小尾 隆
武蔵野山岳同好会の第一回の山行として、奥秩父の西北端に位置し鋸歯状の山容が特徴の両神山に6月10日(土)に日帰りで登頂してきたので報告します。
参加者は堀米、宮崎、望月、魚地、小尾の5人で、2台の乗用車に分乗して三鷹駅前を午前5時に出発し登山口となる金山志賀坂林道の坂本側駐車場に向かった。
両神山頂へは日向大谷、白井差、八丁峠の3コースが有るが、鋭い岩稜が楽しめる八丁峠からの往復コースとした。八丁峠は狭い尾根上にあり山頂へは鋭い岩峰が連なり鎖場の連続となった。鎖場は27か所を数えたが、岩登りの練習を兼ねていたため全員鎖に頼ることなく三点支持で着実に登りきる事ができた。
核心部分となる西岳は尖ったピークで西上州の山々の展望が素晴らしかった。そして、西岳から慎重に下り登り返した岩峰には竜頭神社の祠がまつられており、古くから信仰の山として崇められていたことがうかがえた。その先、距離は短いがナイフエッジの岩稜を慎重に通過してから登攀にかかり東岳の山頂に登頂した。
山頂はあまり広くなく数組が譲りながら休んでいた。昼食後雲ゆきが怪しくなってきたため、同じコースを慎重にたどりつつ足早に駐車場に戻ってきた。
帰りは道の駅に併設されている日帰り温泉「薬師の湯」で汗を流してから帰路につきました。
これから いざ出発!
西上州の山々の展望
北アの練習? 登りが楽しい岩壁
両神山頂での記念写真